サルメノヲドリ
SARUME-TANZ
-女声独唱の為の-
闇の世界の磐戸を開く、宇受賣の裔の御阿礼【ミアレ】の祀り。サルメ(佐瑠女/猨女)とは、猿田彦の妻となった女神アメノウヅメ(天宇受賣/天鈿女)の異名であり、神楽伝承氏族・猿女君【サルメノキミ】の由来である。かの妖艶なる「七つのヴェールの踊り/Salomes Tanz」(R・シュトラウス)を極東流に擬きつつ、黄昏の神神を再び開き笑い咲かせる、猥にして逞しい生命の祝ぎ歌に、もうひとつの春の到来を襲ねた。
[委嘱]吉川 真澄[編成]Female Voice[演奏記録]
2016年12月03日 京都府宮津市 みやづ歴史の館文化ホール (Fe.-Vo.:吉川 真澄)
2017年02月26日 京都市 京都芸術センター (Fe.-Vo.:吉川 真澄)
[献呈]
吉川 真澄
(C)HIRANO Ichiro 2016